📄1. 実現できること
DX を進めるうえで、技術やツール以上に課題になりやすいのが「人のスキル」です。
新しい施策やシステムを進めようとしても、誰が何に詳しいのか分からない、結局いつものメンバーに頼ってしまうといった状況は多くの組織で見られます。
MS365とCopilotを活用することで、このような問題に容易に対応できます。
💬Copilotに「△△に詳しい人を教えて」と聞くだけ
実際の画面を見てください。
社内用のCopilotに「Copilotに詳しい人を教えて」と聞いてみます。
社内でCopilotに詳しい人のリストが出力され、またその機能のカバー領域まで表示されています。
さらに、次のような出力もされます。
社外で付き合いのある方もリストアップされています。
ではどのような仕組みでこれらが実現されているか紹介していきます。
📄2. People Skills とは
People Skills は、Microsoft 365 Copilot に組み込まれた仕組みで、
日常業務の中で使われているデータをもとに、個人のスキルを構造化・可視化します。
特徴的なのは、履歴書や自己申告ベースの人事情報ではなく、
メール、Teams、ドキュメント、会議など 普段の業務から「見えてくるスキル」 を扱う点です。
社内でリストアップされている方は、その関連の説明資料の作成や利用頻度などを元に、
社外で付き合いのある方がリストアップされたのは、Copilotに関してのメールでのやり取りなどで出力されています。
これのように People Skills は、Copilot が「人」と「スキル」を理解するための 共通基盤 として機能します。
単体の便利機能ではなく、Copilot 活用や人材戦略を支える土台と言えます。
📄3. People Skills で何が変わるのか
People Skills があることで、次のような変化が期待できます。
- プロジェクト編成のスピードと納得感が向上
スキルを軸にメンバーを検討でき、属人的な判断から脱却しやすくなります。
クロスファンクショナリな組織づくりには便利そうです。 - 「誰に聞けばいいか」がすぐ分かる組織へ
専門性を探す時間が減り、業務の停滞を防ぎます。
やっぱりこれです。電話やメールで一から説明して人を紹介してもらうよりもずっと効率的です。 - 育成・リスキリングの方向性が見えやすくなる
強みや不足スキルを把握しやすくなり、学習施策につなげやすくなります。
研修の評価・効果測定にお悩みの方には朗報ですね。 - Copilot 活用の質が向上
人や役割を理解したうえで、より文脈に合った支援が可能になります。
📄4. 活用シーン
People Skills は、次のような場面で効果を発揮します。
- DX/IT プロジェクトにおける人選・体制検討
- 新規施策や横断チームの立ち上げ
- 若手・中途社員のオンボーディング支援
- 組織やチーム単位でのスキルギャップ把握と学習施策への接続
「人を探す」「育てる」「活かす」プロセスを、よりデータに基づいて進めやすくなります。
📄5. 導入・利用にあたっての注意点
People Skills を活用するうえで、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
- スキルは 自動推定+本人確認 が前提
- 従業員のプライバシーが考慮されており、オプトアウトなどの機能が搭載されています。
- 評価や査定のための仕組みではない
- 完璧な正解データを目指さない ことが成功のコツ
あくまで「人材活用を支援する補助的な基盤」として捉えることが重要です。
📄6. まとめ
People Skills は、次のような組織に特に向いています。
- ✅ DX を人材面から前に進めたい組織
- ✅ スキルを軸に柔軟な人材活用を目指す組織
- ✅ Copilot を「単なるチャット」で終わらせたくない組織
まずは知り、試しながら、自社に合った形で活用していくことが、組織変革への第一歩になります。


