パスワード付きZIPとPDF結合をブラウザで安全に実現する方法

自治体の業務では、日常的に次のような作業が発生します。

  • メール送付のための パスワード付きZIPファイル作成

  • 複数資料をまとめる PDF結合

しかし、Windows 11 の標準機能では、これらを十分に実現することができません。

そのため現場では、

  • 7-Zip

  • WinRAR

  • PDF編集フリーソフト

などの フリーソフトを各端末にインストールして対応するケースが多く見られます。

一方で近年、自治体のセキュリティ対策の観点から
フリーソフト利用に関する新たなリスクが指摘されています。

🗝️ 1. 偽装ダウンロードサイトの増加

7-ZipやWinRARのような有名ソフトでは、公式サイトを装ったダウンロードサイト が多数存在しています。

これらのサイトでは、

  • マルウェア入りインストーラ

  • 広告ソフト

  • 不審なブラウザ拡張

などが同梱されるケースがあります。

自治体端末でこれらを誤ってインストールすると、

  • 情報漏えい

  • 端末感染

  • ネットワーク侵害

などにつながるリスクがあります。

🗝️ 2. ソフトウェア管理の負担

自治体の情報システム部門では、

  • インストールソフトの管理

  • バージョン更新

  • 脆弱性対応

  • 資産管理

などが求められます。

しかし、ZIPツールやPDFツールのような小規模ソフトでも、端末数が多い自治体では 管理負担が大きくなります。

特に次のような課題が発生します。

  • 端末ごとに異なるバージョン

  • 勝手インストール

  • ソフト棚卸の手間

🗝️ 3. Windows標準機能では対応できない業務

Windows 11にはZIP機能が搭載されていますが、パスワード付きZIP機能はありません。

同様に、PDFの分割や回転は、Edgeブラウザの印刷機能で実現できますが、PDFの結合はできません。

 

そのため業務上どうしても
追加ソフトが必要になるケースがあります。

解決策:ブラウザだけで利用できる業務ツール

こうした課題を解決するため、ブラウザだけで利用できるツールを開発しました。

特徴は次の通りです。

  • インストール不要

  • ブラウザで利用可能

  • 端末にソフトを追加しない

  • ローカル処理でファイル送信なし(サーバ側で処理しない)

これにより、自治体のセキュリティポリシーに配慮した運用が可能になります。

パスワード付きZIP作成ツール

メール送付などで必要になるパスワード付きZIPファイルを作成できます。

主な特徴

  • ブラウザ上でZIP作成

  • パスワード設定

  • AES暗号化対応

  • ローカル処理

ファイルはサーバーに送信されず、利用者のPC内で処理されます。

PDF結合ツール

複数のPDFを1つのPDFにまとめることができます。

例えば、

  • 会議資料

  • 見積書

  • 提案書

などを 1つのPDFとして送付できます。

主な機能

  • PDFドラッグ&ドロップ

  • 順序変更

  • PDF結合

  • ローカル処理

技術のポイント:WebAssembly

これらのツールは WebAssembly(WASM) という技術を利用して作られています。

WASMを利用すると、

  • ネイティブアプリ並みの高速処理

  • ブラウザ内実行

  • サーバー不要

という特徴があります。

つまり、 ファイルを外部に送信することなく処理が可能です。

これは自治体において重要な

  • 情報漏えい防止

  • 外部サービス依存の回避

にもつながります。

まとめ

自治体の業務では

  • パスワード付きZIP

  • PDF結合

といった作業が日常的に必要です。

しかし、

  • Windows標準機能では不足

  • フリーソフトには管理負担とセキュリティリスク

という課題があります。

ブラウザだけで完結するツールを利用することで、

  • インストール不要

  • 管理負担削減

  • マルウェアリスク低減

を実現できます。

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